金型を使用して、アルミ型材に穴や切り欠きを行う機械が故障してしまい・・大変です。
対応策として、エンドミルで加工して凌いでいるのですが、金型加工に比べると時間がかかって生産量が上がらないのです。
加工形状によっては、エンドミルでの対応は難しい物があり、至急の修理が必要です。
機械について
機械の名前は、 尺取り君 といいます。
名前は可愛しいですが、弊社では使用頻度が高く、活躍してくれる頼もしい存在です。
機械の寸法は、1500mm×800mm 程度でコンパクトなのですが、材料をつかんで左右に動きながら加工することで長い部材の加工が可能です。
尺取り虫が進んでいく動きに似てるといえば似てますが・・・。
故障の症状
朝、機械の電源を入れると、操作画面がバグっていて、機械が作動しません。
機械メーカーに連絡して、データ保持用の電池を交換したりしましたが改善せず、制御用のPLCにプログラムエラーの警告灯点滅と、サーボアンプにもエラー表示がでていました。
なにかの原因で、プログラムが消えたか、PLCの故障だろうということでした。
機械メーカーは、富山県にあり、直ぐに来れないということで、見に来てもらってからの部品手配では修理に時間がかかるので、部品はあらかじめこちらで手配することにしました。
製造から、15年たっており、部品は製造終了となっていたので、正規ルートでは購入できず、色々さがして保守部品を扱っている業者さんより購入しました。電気部品ですので故障するのも致し方ないですかね。
修理日程
機械メーカー電気担当の方が、明後日の日曜日にしか来れないということで、ご苦労様です。
なんとか修理おねがいします。
機械が動きました
日曜日に修理に来てもらい、無事動くようになりました。
調べてもらうと、PLCのデータが消えていたようです。データ保持用のバッテリーが入っていて電源を切るとバッテリーにてデータ保持、電源を入れるとバッテリーに充電する仕様ということです。
ほぼ、毎日営業時間中は機械付けっぱなしなのでバッテリー切れにはならなかったみたいですが、バッテリーの寿命で電圧が下がってしまったようです。
5年とかで交換したほうがよい部品みたいですが、16年間一度も交換してませんでした。
パソコンでデータを転送してもらい、動くようになりました。
電気系のソフトウェアは、初めてみましたが、設定など自由にできるみたいで興味深かったですね。
購入部品は使用しなかったのですが、機械メカ部品もいろいろガタが来ている部分があるので、後日オーバーホールをする際に交換しましょうということになりました。