CAMソフトについて

こんにちわ。CAMデータ作成担当でもあります坪井です。

工場で使用しているアルミ形材など細長い物を加工する長尺NC機用にCAMソフトを使用しているのですが、今回アップグレード品がおくられてきたこともあり、ご紹介いたします。

OneCNC について

使用しているソフトは、OneCNC でオーストラリアの企業で開発されており、複数言語化されており、世界で販売されています。

OneCNCシリーズは、オーストラリアに開発拠点を置く QARM社によって1983年より継続的に開発されているCAD/CAMシステムです。
開発元のQARM 社は、35年以上に及ぶ豊富なCAD/CAM システムの開発実績を持ち、これまでアメリカ、ドイツ、イギリスといった世界的な市場をターゲットにユーザー数を拡大して参りました。2006 年7 月にOneCNC 株式会社によって日本語化され、日本国内でも急速に普及が進んでいるところです。
OneCNC シリーズは、CAM 業界では異例とも言える低い価格設定と、誰にでもすぐに使える快適な操作性、さらに高いツールパス演算能力をあわせ持ったCAD/CAM 一体型システムで、日本の他にも欧州や米国など全世界で急速に普及が進んでいます。

Onecnc HPより引用

選定理由

選定の条件としては、下記のことを考慮して選びました。

簡単に扱えること

CAMを使用しているのは、設計・製造・現場施工の人間で4人ですが、製造と現場施工の人間でも扱えることが条件です。

導入後、操作がわかりやすいので問題なく使用できています。

インターフェイスもシンプルで、加工定義コマンドボタンも少なくわかりやすいです。

加工定義コマンド
価格がリーズナブルなこと

弊社で利用しているのは、MILL Express で 税別 280,000 と比較的安いです。

2.5D加工までの対応ですが弊社環境では、事足りています。

毎年の保守料的な物は必要なく、2年くらいで新バージョンが出てくる感じです。細かい修正は頻繁にリリースされています。

XR-7から、XR-8へのアップグレードは、 MILL Express で税別 80,000でした。(早期キャンペーン価格)

サポートがあること

販売店経由で購入したのですが、使い方の無料セミナーも行われています。

別途年間サポート契約があり、年間5万円(4/5軸、複合旋盤などは、8万円) で使い方の質問などを電話とリモートサポートで受けれます。

3年間くらい加入していましたが、あまり質問することもなくなり今は解約しています。

CAMから機械に合ったデータ作成に必要な POST ですが、購入時に販売店の方で無償で作成してもらえました。

ソフトウェアの機能が充実していること

加工後のシュミレーションも3D表示でスムーズに確認することができます。

シュミレーション

autocad と、solidworks のデータなども直接読み込むことが出来問題ないです。

読み込み対応ファイル形式

アップグレードで3軸加工に対応できることも重要な要素でした。

上位グレードは同時5軸、旋盤、ワイヤーカットなどにも対応しておりその辺も問題ありませんね。

弊社での利用について

弊社では、主に自社製品で使用するアルミ角パイプ材の加工が主で、穴開けや切り欠きなど2.5D加工で事足りています。

複雑な形状を金属の塊から削り出すなどには向かない機械ですので、高度な機能よりも、使いやすくて金額が高すぎないものが理想です。

加工治具作成などで、たまにアルミ塊を削るのですが、荒加工の機能があり切削負荷を軽減できるので重宝しています。

Autocadに慣れているのもあり、Autocad上でCAD部分は済ませた状態で、加工の定義だけOneCNCでおこなっています。OneCNC上にもCAD機能はあるのですが、2D図面量が多くなると動作が重たくなるのと、作図機能不足や慣れの問題でどうしてもAutocadを使用してしまいますね。

弊社での加工の流れ

施工図などをAutocad で作成

施工図などをAutocad で作成します。

加工内容が決まれば、加工に必要な部分を選別・整理して別ファイルに保存します。

Autocadの図面原点 x :0 y:0 が、CAM上の x :0 y:0 、機械 G54 などのワーク座標系の x :0 y:0 となるのでAutocad上で合わせておきます。

ファイル読み込み

OneCNC上にdwgファイルをよみこみます。Autocad上で原点合わせていると、CAM上でも一致します。

異なる加工が多い場合は、Autocad上に複数並べて読み込み、Onecnc上で工程ごとに原点を設定することも可能です。

加工の定義

読み込んだ線や円に対して加工定義を行っていきます。

円などは自動認識機能もあるので大量の穴加工などには便利です。

輪郭加工なども簡単で使いやすいです。

加工定義がおわったら、干渉確認のシュミレーションを行います。3D表示でスムーズに描画されます。

NCデータ出力・読み込み・加工

NCデータを出力します。

機械には、CFカード経由で読みこんでいきます。

読み込み後、目的のNCデータを選択して加工を行います。

ライセンス管理

ライセンスの管理は、USBドングルでおこないます。

複数人で使用する場合、USB抜き差しが面倒だし紛失の可能性もあります。

そこで利用しているのがこれ サイレックス・テクノロジー USBデバイスサーバ DS-510

USBデバイスサーバー

USBデバイスサーバー

これがとても便利でクライアントソフトを入れているPCから、USBデバイスサーバー上のUSBドングルへの接続・切断が行え、使用している人に対して切断依頼メッセージなども通知できます。

最後に

弊社では単純な穴加工などが多く、2DCAMの情報をさがしていたのですが情報が少なかったので掲載してみました。

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