昨年の台風被害の修繕工事で、屋上の手すり工事を行いましたので紹介いたします。
工事内容は、マンション屋上階ルーフバルコニー手すりが台風による被害が出たので、撤去・手すり新設及び、階段部のトップレール交換工事となります。
手すり修全工事
被害の状況は、手すりの一部柱が風により、折れて破断しています。
相当な風がふいたのでしょう。
破断の箇所を観察すると、基礎固定の柱芯材が短いようで、芯材上端部あたりで、アルミ柱が破断していました。
手すりの撤去
既存手すりの柱を切断し、撤去していきます。
撤去後、既存基礎を半分ほど切断し、新設柱補強材を溶接して施工する流れとなります。
手すり柱の施工
既存基礎に溶接用アンカーを打ち、柱の芯材を溶接していきます。
強風対策で、柱芯材はかなり長めにしています。
先日購入した、リチウムイオンバッテリー溶接機 が活躍しました。
柱ピッチを図面通りに慎重に位置決めしていきました。
アルミ柱を差し込んで仮固定し、後日柱足元にコンクリートを打設していきます。
手すり取り付け
柱基礎のコンクリート工事後、手すりを取り付けていきました。
コンクリートは、とても綺麗に仕上げていただけました。
既存手すりと極力意匠は合わせて製作しています。ガラスは後日入れてもらう段取りとなっています。
修全工事を終えて
ルーフバルコニーですので、手すりが壊れている状態ですと危険ですので、居住者様も喜んでいただけました。
近年、大型台風が増えてきているので強風を想定して強度を保てる仕様で製作・施工していかなければいけないと感じました。